ママも英語を話したい!親がゼロから英語学習を始めるステップ

ママも英語を話したい!親がゼロから英語学習を始めるステップ

こんにちは!今日は山の日!お盆休みで帰省されている方もいるのではないでしょうか?そんな我が家も2人の子供を連れて実家に帰省しており、子供たちは「おじいちゃん・おばあちゃんと遊ぶ!」と言ってママは放置(汗)

このスキマ時間を利用して記事を書いています。

夏休み中、日々楽しい騒がしさが続いていますが、そんな中でも続けたいのは英語学習。子供たちは夏休みで好きな時間に英語の勉強をできるけど、仕事を抱えているお父さん・お母さんはなかなか難しいですよね。毎日の仕事でそもそも時間が足りない中、夏休み中は子どものお世話もあって、なかなか勉強時間が取れないことが多いかと思います。

私も英語を学びたいと思っていながら、継続せず、DWEも放置気味の日々が続いています。

「子供と一緒に英語をやり直す予定だったのに…」と思う毎日。

DWEで英語を学んでいる子供たちと一緒に、私も楽しく英語でコミュニケーションしたいんですよね。

今回の記事では、忙しいママ・パパもゼロから英語を始める方法について探っていこうと思います!

英語学習はまず基礎固めから

英語学習にしろ運動にしろ、まずは何事も基礎固めからですよね。 子供たちは今小学校3年と年中5歳のになりましたが、子供たちが成長していく中で、英語に触れる機会の多さを感じることが増えました。小学3年からは英語の授業も始まり、あまりこれまで英語に興味がなかった長男もさすがに興味をもつようになったようです。

小学校の英語授業の教科書を紹介にすると、まず初めは多言語でのあいさつを学んだ後、英語のHow are you?の返しを色んなパターンでお友達と練習することから始めているようです。(I’m fine、I’m hungry、I’m sleepy…など)

でも大人はそこまでは大体知っていますよね。

中学〜高校の英語を一通り終えているはずの我々大人は、どこからどのように始めればいいのでしょうか。それでも基礎固めは英語学習の鍵。単語、文法、発音という3つの要素は大事なようです。

大量のインプットと少量のアウトプットが必要

「第二言語習得論」。DWEを検討した方なら一度は目にしたことがあると思います。

第二言語習得論とは、人が外国語を身につけるプロセスの研究です。子供が母語を身につけるプロセスと、大人が外国語を習得するプロセスには違いがあって、第二言語習得論は、主に大人が外国語を身につけるプロセスを研究しています。

この研究で、外国語を学習するのに「適切な順番がある」ことがわかっています。DWEで行なっているような、赤ちゃんがゼロから言葉を覚える母国語方式ではなく、すでに母語を身につけた大人は、次の順番で学習するのが効率的なんだそうです。

  1. 単語などの語彙・文法の学習
  2. リーディング(読む)・リスニング(聞く)などのインプット
  3. ライティング(書く)・スピーキング(話す)などのアウトプット

ケース・ウェスタン・リザーブ大学の白井恭弘教授によると、インプット:アウトプット=7:3~8:2が最適な比率です。つまり、1時間の英会話レッスンをしたら、インプット学習に2.5~4時間程度をあてるということです。

日本人の大人が英語力に伸び悩む主な原因は、「インプット学習不足」であるケースが多いと言われています。

https://ushikubou.com/english-sla#i-9

具体的な割合は、「インプット:アウトプット=8:2」程度が良いと言われています。

たとえば1日1時間の勉強をするなら、インプット学習=48分、アウトプット学習=12分となります。

https://ushikubou.com/english-starting#i-2

大体、ステップ1の単語や文法学習ででつまずいてない?

と言われて私が思ったのは「語彙を覚えるのも文法の学習も苦手で続かないんだよな」というところ。

1番目のステップ「単語などの語彙・文法の学習」の時点でずっとつまずいていて、一生進まないんですよね。

そして英語学習が継続せず→時間がたってまたやり直すの繰り返し。

私だけじゃないですよね?ですよね?!(圧)

子供たちの英語学習も見ていて思うのは、学習には1人ひとり得意・不得意があって、個人個人の得意に合った方法じゃないと面白くないから続かないんです。

ひとにはそれぞれ外国語適性がある

第二言語習得論の研究では、この外国語適性に3つの要素があることがわかっているそうです。

短期間で外国語を習得する能力を「外国語適性」と呼びます。第二言語習得論の研究により、外国語適性には3つの要素があることがわかってきました。外国語適性3つの要素

① 音声に対する敏感さ(音声認識力)
② 文法に対する敏感さ(言語分析力)
③ 記憶力

これら3つのスキルが高いほど、外国語適性が高いと言えます。

https://ushikubou.com/english-sla#i-9

つまり、ステップ1の英文法の学習や単語の暗記でつまずいてしまう、もしくは継続しないような場合、②文法に対する敏感さや③記憶力の適性が低いのかもしれません(私はそう)

DWEを受ける2人の子供たちを見ていてもそう思います。

上の小3息子でいうと、記憶力がめちゃめちゃよく(親が忘れているようなことも覚えていて)③記憶力が抜きん出て突出しています。①音声に対する敏感さは本当になくてむしろ鈍感なぐらい。

下の5歳娘でいうと、すでに小3兄や親と会話していても「それってこういうことだよね?」とか「それって話が違うよね?」と言葉を推論することがめちゃくちゃ得意。なので、娘は②文法に対する敏感さ(言語分析力)が突出しています。

ですので、これらのような解っている強みを活かしてあげられるような英語学習ができるといいですよね。

かといって得意な分野だけをやればいいというわけではなく、得意の部分を重要視して伸ばしていきつつ、不得意な部分もバランスよくからめて学習できるといいと思います。

挫折してきた私が考える「親がゼロから英語学習を始めるステップ」

以上を踏まえて、何度も英語学習をゼロからやり直し続けてきた私(泣)が、これなら続けられそうな「親がゼロから英語学習を始めるステップ」をまとめてみたいと思います。

学習に使える時間を考える

スピーキングとリスニングにおいて、英語が話せるようになるまでにかかる時間は3000時間が目安とされています。DWEではインプットに2000時間と言われていますね。

毎日忙しいパパ・ママにとって時間の捻出は難しいものがあると思いますが、それでも朝の時間や夜の時間、日々スキマ時間などを利用すると、実は学習に使える時間があったりします。

無理をしない範囲で学習の時間を考えてみましょう。

朝は6時〜7時の1時間でも、毎日続ければ365時間になります。毎日1時間のペースでいけば8年程度で。

毎日2時間勉強できればその半分の4年でスピーキングとリスニングができる計算になります。

ちなみに、寝る直前、だいたい30分前は単語の記憶に、朝の時間は脳がリフレッシュし生活音も少ない静かな時間帯なので、自分が集中したい分野を当てるといいかと思います。

自分の適性・得意を考える

自分が学習に使える時間がわかったら、自分の適性・得意を考えましょう。先ほどご紹介した第二言語習得論の「外国語適性」は下記のサイトでチェックできるそうです。

http://lltf.net/mlat-sample-items/

ただしこちらのサイトはサンプル問題の確認のみで、受けられる人も大人だけ、認められる団体のみ実施できるそうで、一般の人は受けるのは難しそうです。

そうすると、今までの自分の学習や経験を振り返って、自分の適性や得意は何かを考えるといいと思います。

私の個人的な例で言うと、英語学習が継続したり、好きだなと思って続けられていることで紹介すると、

インプット

  • ネイティブが話しているYoutubeを見ることが好き(リスニング)
  • アニメの海外の反応系の動画楽しい(リスニング)
  • 洋楽を聴くのも好き(リスニング)

アウトプット

  • 英検の問題にチャレンジする(ライティング)
  • 英語のアプリゲームにチャレンジする(ライティング?)
  • 好きなネイティブYoutuberのシャドーイング(スピーキング)

その他、好きなこと

  • ゲーム、アニメ、漫画、読書
  • 洋楽
  • 数字にこだわる
  • 誰かに伝える、発信すること
  • 形にすること
  • 達成すること

こうしてみると、リスニングと自分の知識を試すこと(ライティング?)が好きで、リーディング(読む)とスピーキング(話す)が苦手・不得意・進んでやりたがらないと考えられます。

好きなことは継続しやすいので、これらの好きなことをメインに学習計画を考え、他の不得意なリーディングとスピーキングはそれを補う形で考えていけたらいいのかなと思います。

学習時間を大量のインプットと少量のアウトプット「8:2」で分ける

今考えた自分の適性・得意をもとに、学習時間をインプット8割、アウトプット2割に分けます。

朝1時間、夜寝る前の1時間の合計2時間を8:2でわけると、インプット96分:アウトプット24分になります。

こう考えてみると、

  • 大量のインプット:朝の静かな時間帯の60分+夜の36分
  • 少量のアウトプット:夜、残りの24分

を行うことで、4年後にはスピーキングとリスニングができる計算になります。

毎日英語を継続するために「いま何の勉強をしたら楽しいか」で決める

学習時間を8:2に分けたら、今度は自分が何を勉強したら楽しいか考えます。

私が今まで継続しなかったパターンでお話しするのですが、

  1. 「英語をゼロから勉強するには、中学英語の英文法からだ!」
  2. (中学英語の本買う)
  3. 「英文法つまらん…そして微妙に理解できない…」
  4. (不満たまる)
  5. (楽しくなくなる)
  6. 日々の業務で英語の優先順位が低くなる

のループです。

教材を買うと、それを理解してクリアしないと次にいけないような雰囲気ってありませんか?

もちろん、数多くの英語マスターの人が出しているメソッドや本に従って、教材を全部クリアしてから次に進んだ方が最短なんでしょうけど、面白くなかったり、一度つまづいてしまうとそこで学習が止まっちゃったらまた一からやり直しなんですよね。

また、同じ教材をずーっとやってても飽きる。

なので、私は「いま何の勉強をしたら楽しいか」で決めています。疲れている時はYoutube動画や洋楽のリスニングで聞き流し、モチベーションが上がっている時はガッツリ試験や文法の勉強などライティング、なんにもやる気がない場合は、英語の雑学本だったり、やる気があがる何かを用意しておくと、毎日英語に触れる対策を自分でいくつか考えておくと継続がしやすいと思います。

私の場合、ゲームアプリや暗記アプリ、英文法アプリなど、スキマ時間でぱっと取り組みやすいものを多く取り入れています。(このブログを作っているのも英語に触れる対策の一つでもあります)

目標を設定する

自分が毎日英語に触れて楽しい教材をいくつか考えて、毎日英語を継続できそうな感覚があったらいよいよ目標設定です。毎日2時間英語のインプットとアウトプットを行なって、英会話ができるようになるのは4年後です。

4年後、どのような状態になっているといいのか、目標を考えましょう。

私の目標としては、「4年後、子供たちのDWE卒業と同時にママも英会話ができるようになっている」ことです。

目標を達成するために、まずスモールゴールを設定するといいかと思います。

4年後英会話ができるようになるには⇨発話の特訓⇨リスニングとスピーキングの練習⇨日常会話の練習⇨基本の文法と語彙の習得みたいに逆算すると考えやすいと思います。

まずは基本の文法と語彙の習得をしながら、日常の会話練習を交互に繰り返したいと思います。

私の場合、DWEも使って子供たちと一緒に成長したいと思っているので、それを利用して自分のステップを考えてみます。

大量のインプット(朝60分+夜36分)でやること

  • いろんなアプリを使って基本的な語彙や日常会話を学ぶ。その上で英文法のルールが分からなければ都度調べる。
  • 子供とDWEのDVDを見てリスニングやBookのリーディングをする
  • 好きなYoutubeを見て分からない単語やフレーズが出てきたらメモっておく

少量のアウトプット(夜24分)でやること

  • 日常生活で使う会話を子供と一緒にする
  • 英語日記を書く
  • 好きなYoutuberの英語をシャドーイングする
  • 発音があっているかHiNativeかGoogleドキュメントの音声認識を使ってたすかめる
  • なんて言えばいいか分からないものはメモっておく

その他

  • 自分の成果をSNSで記録・発信する

まずは3日間!その後は1週間、2週間、3週間と続けられたら、

ご褒美を用意しておく

大人はご褒美がないと動きませんよね。私のご褒美って何だろう・・・と考えるとお酒や美味しいご飯になるのですが、このご褒美設定はNGのようです。

たとえば、先述の例に出した「本を1冊読み終えたらビールを飲める作戦」。

これは失敗例です。

理由は、「読書」と「ビール」は同じベクトルに無いからです。

「本を読み終える」から、「ビールを飲める」へのつながりが見えづらいのですね。

https://www.ryoushuukan.com/habit-reward-setting-only-1-point/

学習と同じルートにご褒美があると継続しやすいようです。

たとえば、英語の学習をするなら、海外旅行に行くことをご褒美に設定する。

「TOEIC900点を超えたら、アメリカを旅行する」という目標にするわけですね。

こうしておくと、「英語の学習をする」という行動が「海外旅行に行ける」ことにつながります。

https://www.ryoushuukan.com/habit-reward-setting-only-1-point/

英語学習のご褒美は何にする?

こう考えると、スモールゴールのご褒美設定はどうしたらいいでしょうか。海外旅行は流石に金額が大きすぎるので、もっと小さな事柄で英語に関連することを考えてみると、

  • 英語で映画を見る時間をゆっくり取る
  • 英語学習で使うためのテンションの上がるノートやペンを買う
  • 英語の本を買う
  • 英語の小説を買う
  • 英語の漫画を買う
  • 英語のDVDを買う
  • オンラインの英語を体験してみる
  • 英語縛りでカラオケに行って思いっきり飲み食いする
  • 英検やTOEICを受けてみる
  • 外国人が多くいるエリアでカフェ・ランチに行く
  • DWEの卒業式で東京ディズニーランドに行く

こんな感じでしょうか。

目安としては達成した期間で金額やモノを設定するといいようです。

・日常的な頑張り、1日分でできる作業などへの報酬 → 数百円から1000円程度 「気軽にできるご褒美」
・2週間から1ヶ月程度は取り組みが必要となる作業・行動に対するご褒美→ 数千円~1万円程度「やや特別感」があるご褒美
・3ヶ月から1年以上の継続的な取り組みが必要となる作業・行動に対するご褒美→数万円程度の「非常に特別だ」と感じられるご褒美

https://cotree.jp/columns/723

まずは3日間とすると数百円〜1000円程度。私は「英語のモチベが上がる本」に設定したいと思います!

覚悟する

目標とご褒美を設定したら、あとは「やりきる」と覚悟するだけです。

なんですが…

英語学習を挫折してきた私にとって、

「本当にやりきれるのかどうか?」

「また挫折してしまうんじゃないか?」と

不安になり、腹をくくれなかったりします。

覚悟の決め方ってどうしたらいいんでしょうか?

間違っていてもいいから、目標をとりあえず今決める。
 
そして、行動しながら答え合わせをしていく。
 
それによって「覚悟できる自分」が育まれていくのです。

https://brain-soul.com/corner47/kokochiyoi/pg385.html

このサイトもとても参考になりました。

うまくいかないのは
覚悟を決められないからって思うと
いつまでもうまくいきませんよー。
 
 
うまくいかないときに考えるべきは
うまくいかない原因と
うまくいく方法だから。
 
 
ピュッて押し出して
覚悟決めちゃいましょう。

https://taiwashi.jp/wantto/preparedness/kakugottekimaru

とりあえずやってみるか!

やってうまくいかなかったらまた方法を考えよう。

まとめ

忙しい日常の中でも、夏休みや帰省の機会を利用して、英語学習を再開しようという気持ちがでてくる方も多いかと思います。家族や子供たちとの楽しい時間を大切にしながら、英語学習のステップを踏むことで、ママ・パパ、自分自身の成長と子供たちとのコミュニケーションの質が上がっていったらいいなと思っています。

英語学習は基礎固めから始めることが大切で、特に単語や文法の学習が、スムーズに進むよう努力することがポイントかなと思いました。自分の適性や得意分野を考えつつ、インプットとアウトプットを8:2のバランスで取り入れることで、効果的な学習ができると考えます。

目標を明確に設定し、学習時間を確保するための工夫を行いつつ、楽しみながら英語を学ぶことが大切。日々の学習を続ける意欲を保つためには、ご褒美を設定するなどモチベーションを高める方法も取り入れてみましょう。

家族と一緒に楽しみながら英語力を向上させ、充実した日々を送れたらいいなと思います!