ディズニー英語システム(DWE)の中古品のメリット・デメリット。

ディズニー英語システム(DWE)の中古品のメリット・デメリット。

DWEは中古で販売されている

ディズニー英語システム(DWE)は約40年続く、人気の英語教材です。歴史ある教材で、実際に効果が出ている実績もあり、高額の商品でも購入する人は多く、我が家もなけなしの貯蓄を崩して、正規品を購入した一人でもあります。

DWE購入を検討している際に、誰もが検討するのが「中古品」だと思います。中古品は基本セットでも正規品の半額以下、また単品での購入もできることから、「とりあえず試したい」という方に人気のようです。

中古品を買う方法は?

中古品を買うには、いくつかの方法があります。

  • ヤフオク
  • アマゾン
  • 楽天
  • メルカリ
  • 専門の中古販売サイト

ヤフオクなどは個人が販売していることもあり、専門の中古販売サイトよりも安く購入できる可能性があるようです。一方で、有料でも短期で保証をつけてもらえる中古販売サイトも人気があります。

正規品・中古品の比較表

中古品を検討していた際に、我が家が調べた中古品・正規品のメリット・デメリットを比較してみました。

正規品中古品
値段高い
(基本セットでも80万前後)
安い
(正規品の半額以下。単品購入もできる)
保証教材の交換ができる
(一部をのぞく)
(WFクラブへの入会が条件)
交換できない
(販売サイトによっては、短期で保証をつけられるところもある)
修了までのサポート受けられる
(電話相談ができる窓口がある)
(卒業までの課題がある)
受けられない
(親が自力でサポート方法を調べて実践するしかない)
アウトプットの機会ある
(イベントや電話レッスンなど)
(WFクラブへの入会が条件)
ない
(親が自力で提供するしかない)

中古品のメリット・デメリット

我が家は正規品を購入しましたが、DWEの中古品に関して自分で調べたことや、感じたことなどを踏まえて、メリット・デメリットをお話しします。

中古品のメリット

費用を安く抑えられる

とにかく、この一点につきると思います。

DWEで英語習得するにあたり、必要とされる基本セットがあります。(DWEではこのセットを「パッケージ」と呼んでいます)

この基本セットを正規品で買おうとすると、約80万近くかかりますが、中古品で同じセットを揃えようとすると、半額以下の40万ほどで揃えられます。もちろん、ヤフオク・メルカリなど個人で交渉できる場合は、それよりも安くなる可能性があります。

また、セットではなく単品で購入することもできるため、「とりあえず試したい」方や、「子供の成長に合わせて、少しずつ揃えていきたい」という方にはオススメです。

また、正規品を購入した方がほぼ入会するであろう「WFクラブ」の月会費もかかりません。この月会費が第一子の年齢にもよりますが、月3,000円程度です。卒業する年齢が6才〜12才と仮定すると、この月会費だけでも約21万〜約43万円ほどかかります。中古品には、この月会費がかからないことも、メリットの一つとて挙げられると思います。

(じつは、この月会費、兄弟・姉妹が何人いても同じ価格です。その旨味については、また後日記事にしたいなと思います)

中古品のデメリット

教材の修理・交換ができない

正規品を購入したものだけが入れる「WFクラブ」のサービスのひとつに、教材の修理・交換保証があります。中古品を買った場合は、この修理・交換ができないため、新たに買いなおす必要があります。中古販売専門サイトの中には、教材の修理保証を有料でつけられるところもありますが、それも長くて3年程度のようです。

我が家は正規品を買い、修理・交換保証があるので、子どもたちにはDVDや本を自由に使わせていますが、すぐボロボロになります。赤ちゃんのころは、「DVDは投げるもの、カードは舐めしゃぶるもの、本は読み物ではなく破るもの」でしたので、交換ができない中古品を買っていたら、すぐゴミ箱行きだったと思います。

親側が大切に扱ってほしいあまり、親がピリピリする→子どもが楽しく遊べない→挫折するという人もいるようです。

修了までのサポートがない

「WFクラブ」には電話相談やレターDMなどで、子どもの発達や状況に応じたサポートを知ることができますが、中古品にはそれがありません。

たとえば、

  • 年齢に応じたオススメの教材
  • 次のステップにに進む目安
  • 子どもが「やらない」と言い始めたときのモチベーションの保ち方

などは、DWEを進めるうえで誰もが悩むことだと思います。

我が家は、私も夫も英語には弱く、子どもにどう英語を教えられるのか全くわからなかったので、このサポートがないと、どうDWEを進めていったらいいのかわからなかったと思います。

アウトプットの機会がない

中古では「WFクラブ」に入れないため、子どもにアウトプットする機会を自分たちで用意する必要があります。

ネイティブの発音を耳にしている子どもに、そのままの発音でアウトプットする場は重要だと思います。しかし、英語弱者の我が家の周りには、当然英語を話せるお友達もいないし、もちろん外国人のお友達もいませんでした。

中古品を買っていたとしたら、自分たちで子どもがアウトプットできる場を探すことになりますが、その場を探すのも時間がかかるし、英語力がない私たちにアウトプットの場が子どもの発達状況にとって正しいのかどうかも判断できず、苦労していたと思います。

正規品のメリット・デメリット

ここからは、正規品を買って4年の我が家が、いま考える正規品のメリット・デメリットを紹介します。

正規品のメリット

WFクラブに入会できる

なんといっても、この「WFクラブ」の入会で得られるサービスが良いです。

  • 教材の交換・修理ができる
  • イベントや電話レッスンなどのアウトプットの機会がある
  • 迷った時は電話で相談できる
  • モチベーションがあがる仕組みがある

などが挙げられます。「WFクラブ」のサービスについては、この記事では長くなりそうなので、後日改めて詳しく記事にしたいと思います。

挫折しても、中古で売れる

正規品購入時に考えるのが、「もし挫折しまったらどうしよう」「高い支払いなだけに、元はとりたい!」ということでしょう。

挫折しないためには色々なコツがあるようですが、もし万が一挫折しまったとしても、中古で売れます。

ボロボロでも大丈夫。紹介した「WFクラブ」の交換・保証制度を使って、新品同様のものに交換してから、中古で売ればいいんです。

売値はご紹介した通り、正規品の半値以下と予想されます。もちろん、時代に合わせてリニューアルし続けている英語教材なので、教材がリニューアルしてしまった古くなった場合は安くなってしまう可能性はあります。

(DWEが始まった当初はVHSでの販売だったようです。今、需要があるかどうかは言われなくても・・・ですよね。)

実は我が家も、2019年にDWEがリニューアルしたので、持っているセットは一段階古いものになりました。

我が家は子どもたちが卒業したら、中古で売ることも考えているので、今の映像などに子供たちが飽きてきた段階でリニューアル品に交換しようと思っています。

正規品のデメリット

値段が高い

お伝えしておりますとおり、正規品はとにかく値段が高いです。私が購入したパッケージは約80万でした。

加えて、「WFクラブ」の月会費が約3,000円。

さらに、アウトプットの場として用意されている個別オンラインレッスンや有料イベント・専用教室に行くとしたら、また別途お金がかかってきます。

イベントには、さらに専用のグッズなども販売されていますので・・・

DWEを正規品を買い、続けるには、

教材約80万前後 +( 月会費約3,000円 * 継続月数 ) + イベント等オプション代

を想定してもらえればいいと思います。

我が家が購入した2015年時は、第一子が12才で卒業することを見込んでいましたので、12才まで月会費がかかることを想定し、合計1,268,720円+イベント等オプション代 という試算になりました。

周囲への説得・理解に一苦労する

「子どもへの英語教材にそんなにお金をかけるなんて」「きっとお家は裕福に違いない」「騙されているに決まっている」「どうせ挫折する」

私がDWEを始めたいと周囲に相談した時、周囲の反応はこのような感じでした。

当時、我が家の大黒柱である主人は自営業でしたし、私も第一子妊娠を期に退職した専業主婦で、いわゆる「低所得者層」に相当しました。DWEを購入できたのは、夫婦共同の貯蓄がたまたまローンを組まずに買えるほどあったからで、一括購入できなければ購入はあきらめていたかもしれません。(ローンを組むと上記金額がさらに高くなります。)

中でも、一番苦労したのが「夫からの理解」でした。

私自身もDWEの効果や継続できるかどうかは不安でしたので、自分の考えをまとめ、夫にも理解を得てもらうために、A4用紙に裏表含め3枚にメモ書きし、夫のご機嫌がいいときに時間をもらってプレゼンしました。

4年たった今も、夫は協力的で、英語の教材で子どもたちと遊んでくれるし、車内やお風呂の中でDWEの歌を歌ったりしてくれています。

購入に際し、祖父母にお金を借りたり援助してもらう場合は、祖父母向けの理解も必要だと思います。その前に、味方(夫)を一人つけておくと心強いですね。

正規品・中古品に共通して言えること

正規品・中古品のどちらを買うか悩んでいる方に、共通してお伝えことがあります。それは、

  • DWEは中古品が出るくらい人気がある(=効果がある教材)という事実
  • 「中古品が出る」ということは、挫折する人もいるという事実
  • 正規・中古どちらで買おうとも、卒業まで親のサポート・支えは必須

ということです。

英語教材として確かな実績を持つDWEですが、DWEの会報誌に出てくる卒業した子どもたちや親のインタビューを見ると、「DWEから離れていた時期もあった。だけど、親がサポートがあったから、卒業できた」という方が多くいらっしゃいます。

DWEから少し離れる時期は、個人的にはあっていいと思います。DWEを少し休むにしても、親が教材をどう使っていくか、英語を楽しめる環境にできるかは、親次第だと思います。

DWEの購入を決める前に、親自身が、

長期間、英語を習得する子どもを支えるモチベーションを保てるか

ということを、覚悟しておいたほうがいいと思います。

まとめ

以上、2015年当時に正規品を購入した我が家が、中古品を検討したときのメモを見返しながら、中古品・正規品のメリットデメリットを記事にしました。

自分自身にも周囲にも、後悔のない選択ができるよう、この記事が役に立てばいいなと思います。