英語の発音記号一覧【カタカナ付き】読み方と記号の意味をわかりやすく解説
「発音記号って、記号の意味がわからなくて読めない」
辞書で単語を調べたとき、読み方を確認しようと発音記号を見たら、見慣れない記号が並んでいてかえって混乱した、という経験はありませんか。学校で習った記憶はあるけれど、いざ使おうとすると自信が持てない、という方も多いと思います。
この記事では、英語の発音記号(IPA)を一覧でまとめ、それぞれのカタカナ読みと代表的な単語例をセットで紹介します。「記号を見ただけで読み方がわかる」状態を目指して、母音・子音・補助記号まで順番に整理しています。
発音記号一覧(カタカナ対応表)
まず全体像をつかむために、主要な発音記号とカタカナ読みをまとめました。
母音記号
| 記号 | カタカナ読み | 単語例 |
|---|---|---|
| /æ/ | ア(口を横に広げた「ア」) | cat, hat |
| /e/ | エ | bed, red |
| /ɪ/ | イ(短め) | sit, fish |
| /ʌ/ | ア(短く喉の奥から) | duck, run |
| /ɒ/ /ɑ/ | ア(オに近い) | box, hot |
| /iː/ | イー(長く) | bee, green, sleep |
| /uː/ | ウー(長く) | blue, shoe, balloon |
| /ɑː/ | アー(長く) | star, arm |
| /aɪ/ | アイ | sky, eyes |
| /eɪ/ | エイ | cake, face |
| /oʊ/ | オウ | nose, go |
子音記号(無声音・有声音のペア)
| 無声音 | 有声音 | 単語例(無声 / 有声) |
|---|---|---|
| /p/ | /b/ | pan / bear |
| /t/ | /d/ | table / dog |
| /k/ | /ɡ/ | cat / go |
| /s/ | /z/ | sing / zebra |
| /θ/ | /ð/ | think / mother |
| /f/ | /v/ | flower / river |
| /ʃ/ | /ʒ/ | shoe / measure |
| /tʃ/ | /dʒ/ | chair / jump |
母音記号の詳しい読み方
短母音:短くはっきり出す音
短母音は、音を伸ばさずに短くはっきり出します。日本語の母音とは口の形が違うものが多く、最初は違和感を感じやすい音です。
/æ/(アとエの中間)
口を横に大きく広げて「ア」と発音します。日本語の「ア」より口が横に開いています。
例:cat(キャット)、hat(ハット)
/ɪ/(短いイ)
「イ」と「エ」の中間くらいの音です。日本語の「イ」より口が少し開いています。
例:sit(スィット)、fish(フィッシュ)
/ʌ/(短いア)
喉の奥から短く「ア」と出します。口をあまり広げずに発音するのがポイントです。
例:duck(ダック)、run(ラン)
長母音:伸ばす音
記号の横についている「ː」が長音を示します。この記号がついている音は、しっかり伸ばして発音します。
/iː/(イー)
口を横に引きながら「イー」と長く発音します。
例:bee(ビー)、green(グリーン)、sleep(スリープ)
/uː/(ウー)
口をすぼめて前に突き出しながら「ウー」と発音します。
例:blue(ブルー)、shoe(シュー)、balloon(バルーン)
二重母音:音が変化する音
二重母音は、一つの音節の中で音が変化します。最初の音から次の音へ自然につなげて発音します。
/aɪ/(アイ):sky(スカイ)、eyes(アイズ)
/eɪ/(エイ):cake(ケイク)、face(フェイス)
/oʊ/(オウ):nose(ノウズ)、go(ゴウ)
子音記号の詳しい読み方
子音は「無声音」と「有声音」のペアで覚えると整理しやすくなります。無声音は喉を震わせずに出す音、有声音は喉を震わせて出す音です。手を喉に当てて発音すると、振動の有無で確認できます。
日本語にない子音のうち、特に意識したいのが次の2つです。
/θ/(無声th)
前歯で舌を軽く挟みながら息を出します。「ス」ではなく、歯と舌の間から空気が漏れるような音です。
例:think(シンクではなくθink)、three(スリーではなくθree)
/ð/(有声th)
/θ/と同じ口の形で、喉を震わせて発音します。
例:this(ジスではなくðis)、mother(マザーではなくmaðer)
th発音の詳しいコツは、こちらの記事で解説しています。
→ thの発音【θとðの違い・舌の位置】think/three/though/throughを正しく発音するコツ
日本人がつまずきやすい発音記号3つ
① /r/ と /l/ の違い
どちらも日本語の「ラ行」に近く聞こえるため、混同しやすい音です。
/r/:舌をどこにもつけず、口の中でくるっと丸めます。river(リバー)、red(レッド)
/l/:舌先を上の前歯の裏側にしっかりつけてから離します。lake(レイク)、blue(ブルー)
r/l発音の詳しいコツは、こちらの記事で解説しています。
→ rとlの発音の違い【舌の位置・コツ】world・girlのカタカナ読みも解説
② /æ/ と /ʌ/ の違い
どちらも「ア」に聞こえますが、口の形と音の出し方が違います。
/æ/:口を横に大きく広げて「ア」。cat(キャット)
/ʌ/:口をあまり広げず、短く喉の奥から「ア」。cup(カップ)
この2つを意識するだけで、cat(猫)とcut(切る)など似た単語の聞き分けが格段に上がります。
③ /θ/ と /s/ の違い
think を「シンク」と発音してしまうのは、/θ/ を /s/ に置き換えているためです。
/θ/:前歯で舌を挟んで息を出す(think、thank you)
/s/:舌を歯に近づけるが挟まない(sing、see)
補助記号の読み方
アクセント記号(ˈ)
強く読む音節の直前に置かれます。たとえば ˈtable なら最初の「テイ」を強く読みます。
アクセント記号の詳しい意味と読み方は、こちらの記事で解説しています。
→ アクセント記号「´」と「`」の意味と違い【発音記号の読み方を解説】
長音記号(ː)
音を長く伸ばすことを示します。/iː/ なら「イー」、/uː/ なら「ウー」のように、しっかり伸ばして発音します。
音節の区切り(.)
長い単語を音節で区切るときに使われます。たとえば ˈta.ble なら「テイ」と「ブル」の2音節に分かれていることを示しています。
【DWEユーザー向け】TACカードで発音記号を練習する
DWE教材のTACカードには、発音記号の練習に使いやすい場面が収録されています。記号の形と音を結びつけながら練習したい方は参考にしてみてください。
TAC 356(family場面)
mother / father が登場する場面で、有声th(/ð/)を繰り返し耳にできます。日常の文脈の中で /ð/ の音に自然に慣れていくのに向いているカードです。
TAC 157(自然・植物場面)
leaf / leaves のように、単数形と複数形で語末の音が /f/(無声)から /v/(有声)に変わります。無声音と有声音のペアを体感するのにわかりやすい場面です。
TAC 142(日常場面)
mirror という単語に /r/ が複数含まれているため、r発音の集中練習に使いやすいカードです。
TACカードは発音記号の「聴いて確かめる」練習に使えます。記号の形を覚えたあと、実際の音声で確認するという流れが個人的には使いやすいと感じています。
まとめ
英語の発音記号は、一度整理してしまえば辞書の読み方が大きく変わります。最初からすべてを覚えようとせず、よく出てくる母音記号・間違えやすい子音記号から少しずつ押さえていくのが現実的です。
この記事で紹介した記号のうち、th・r/l・アクセント記号については個別記事でより詳しく解説しています。気になるものから読んでみてください。
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