日常生活の英語力を試す資格試験(大人版)

日常生活の英語力を試す資格試験(大人版)

たくさんある英語資格。

昨日は英語の資格試験の種類について一覧にまとめてみました。

今日は前回ご紹介した「日常生活全般」の英語力を図ることに特化した資格試験について、詳細にまとめていきたいと思います。

日常生活全般の英語力をはかる資格一覧。

  • 英検(実用英語技能検定)
  • TOEIC(R) Listening & Reading Test
  • TOEIC(R) Speaking & Writing Tests
  • TOEIC Bridge (R) Listening & Reading Tests 
  • TOEIC Bridge (R) Speaking & Writing Tests 
  • CASEC

資格を選ぶポイント別に比較。

どの資格を選んだらいいのか、ポイント別に比較しながら整理していきたいと思います。

資格の目的。

まずは、この資格は何を目的に作られているかの比較です。自分の目的に合った資格を選ぶといと思います。

大人が英語の資格をとると、就職や転職・昇進のためのスキル、留学を考えている人には有利になる場合があります。

試験名目的・出題意図試験内容受験対象アピールするなら
英検(実用英語技能検定)日常会話からビジネスシーンでも対応できるコミュニケーション力リーディング
ライティング
リスニング
小学生から社会人まで。
あらゆる場面での英語力を試してみたい人。
2級以上
TOEIC(R) Listening & Reading Test英語を母国語としない人のための、「読む」「聞く」のインプットを力を試す試験。リスニング
リーディング

スピーキング
何歳でも。※
ビジネス英語の能力を証明したい人。
600点以上
TOEIC(R) Speaking & Writing Tests英語を母国語としない人のための、国際的な職場環境において「話す」「書く」のアウトプットを力を試す試験。ライティング
スピーキング
何歳でも。※
ビジネス英語の能力を証明したい人。
それぞれ110点以上(合計220点以上)
TOEIC Bridge Listening & Reading Tests 日常生活で活きる“英語で聞く・読む能力”を測定するテストリスニング
リーディング
何歳でも。※
英語学習初級者から中級者。
履歴書には書けないレベル
TOEIC Bridge (R) Speaking & Writing Tests 日常生活で活きる“英語で話す・書く能力”を測定するテストライティング
スピーキング
何歳でも。※
英語学習初級者から中級者。
履歴書には書けないレベル
CASEC日常生活・学校生活・ビジネスの場のシチュエーションに即した英語コミュニケーション能力判定テストリスニング
ディクテーション
何歳でも。
すぐにでも英語関係の資格を書いておきたい人。
650点以上

※子供の年齢によってセンターへ問合せる必要があります。低年齢用の環境での受験になったり、家族で同じ会場で受験したいなど理由があれば、センターに問い合わせる必要があります。

難易度。

次に、それぞれの資格の難易度をみていきます。

試験名レベル※難易度
英検(実用英語技能検定)A1〜C1
(TOEIC:120〜945点相当)
やさしい〜難関
TOEIC(R) Listening & Reading TestA1〜C1
(120〜990点)
やさしい〜難関
TOEIC(R) Speaking & Writing TestsA1〜C1
(30〜100点)
やさしい〜難関
TOEIC BridgeA1~B2orそれ以上
(TOEIC:120〜940点相当)
やさしい〜普通かそれ以上
CASECA1~B2orそれ以上やさしい〜普通かそれ以上

※語学の国際標準規格CEFR(セファール)に準拠しています。(Aレベル:Basic User、 Bレベル:Independent User、Cレベル:Professional User)

難易度は、やさしい・普通・難関でつけていますが、

  • やさしい:CEFR Aレベル(基礎段階)
  • 普通:CEFR Bレベル(話者として自立してる)
  • 難関:CEFR Cレベル(熟練してるプロ)

のイメージでつけています。

知名度。

さらに、知名度を受験人数から見ていきます。人数は開催年によって異なりますが、新興勢力のCASEC以外はだいたい同じくらいで推移しています。

試験名受験人数(約)知名度
英検(実用英語技能検定)260万人1位
TOEIC(R) Listening & Reading Test250万人2位
TOEIC(R) Speaking & Writing Tests4万人2位
TOEIC Bridge Listening & Reading Tests 17万人4位
TOEIC(R) Speaking & Writing Tests
(2019年度から開始のため)
5位
CASEC200万人3位

CASECは他の英語検定に比べると知名度は劣りますが、日本では知名度の高い「英検(日本英語検定境界)」が基礎開発したテストのため、信頼性は高い試験だと言えると思います。

また、受験人数を見ればわかると思いますが、下記に紹介するようにオンラインでの受験とあって、受験する人数も多く、今後知名度が伸びていくものと思われます。

受験のしやすさ。

最後は受験のしやすさを試験別にまとめてみました。1年間の実施回数、所要時間、受験料、試験ができる場所を比較しています。

試験名実施回数所要時間受験料試験会場
英検(実用英語技能検定)年3回45分〜90分(+2次試験5分〜7分)2,500円〜8,400円全国各地
TOEIC(R) Listening & Reading Test年10回2時間6,490円
(ネットで申し込みだと割引制度あり)
全国各地
TOEIC(R) Speaking & Writing Tests年24回1時間20分10,450円(税込)
※締切後の申込や変更は手数料がかかる
全国各地
TOEIC Bridge Listening & Reading Tests 年4回約1時間4,950円(税込)全国13都市
TOEIC Bridge (R)Speaking & Writing Tests 年8回約1時間9,350円(税込)東京、愛知、大阪
CASECいつでも約40分~50分3,667円(税込)インターネット環境があればどこでも

最安は英検ですが、受験する級によって金額が変わります。

受験回数も少なく会場に行かねばならない手間を考えると、インターネット環境があればいつでも受けられるCASECが、忙しい大人や親にとっては気楽で気軽に受けられそうです。

まとめ。

いかがでしたでしょうか?

英検・TOEICがやはり知名度としては有名ですが、いつでもどこでも気軽に受けられるCASECも履歴書にかけますので、自分の力試しをしたいひとはこちらを試してみるのもいいかもしれないと思いました。

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参考になれば嬉しいです!