flower(花)とflour(小麦粉)の発音の違い。実は「フラワー」じゃない

flower(花)とflour(小麦粉)の発音の違い。実は「フラワー」じゃない

flower(花)とflour(小麦粉)の発音の違い。実は「フラワー」じゃない

「flower(花)」と「flour(小麦粉)」、発音は同じなの?違うの?と気になったことはありませんか。

結論から言うと、flowerとflourは発音記号もアクセントも完全に同じです。カタカナで書くなら「fラウア」。「フラワー」ではありません。

この記事では、DWEのSing Alongを聞いていて「あれ?」と思った筆者が調べた、flowerとflourの発音・語源・聞き分け方をまとめています。

きっかけはDWEのSing Alongだった

DWEのSing Along 1には、同じ韻を踏む単語を繰り返す曲があります。hat・cat、mouse・house、bed・head、chair・bear、flower・towerといった組み合わせで、音のパターンを体感できる内容です。

そしてSing Along 3で登場するのが「flour(小麦粉)」。

「あれ、flowerとflourってスペルは違うけど、発音はどう違うんだろう?」と気になったのが、この記事を書くきっかけでした。DWEを試行錯誤しながら使っているなかで、こういう小さな疑問が学びになることがあります。

flowerとflourの発音記号を比べてみた

まず発音記号を確認してみます。

単語意味発音記号カタカナ読み
flower/ fláuər /fラウア
flour小麦粉/ fláuər /fラウア

発音記号もアクセントの位置も、まったく一致しています。

日本語では「フラワー」と呼ぶことが多いですが、英語の発音に「ワ(w音)」は入りません。「f」は無声音(上の歯を下唇に軽く当てて息を出す音)で始まり、「ラウア」と続きます。

なぜflowerとflourは同じ発音なの?語源から見るとおもしろい

もともとflowerとflourは同じ一つの言葉でした。ラテン語の「花(flos)」が13世紀にフランス語(fleur)を経由して英語に入ってきたとき、「花」と「小麦粉」の両方の意味を持っていたのです。

「花」は美しく輝かしいものの象徴。そこから「粉の花」=「粉の中で最も上質なもの」=「小麦粉」という意味が生まれました。フランス語では「粉の花」という表現で小麦粉を指していたそうです。

18世紀ごろ、混在していたスペルを整理するために「花=flower」「小麦粉=flour」と綴りを分けるようになりました。でも発音はそのまま引き継がれたため、今も同じ音のままになっています。

もともと一つの言葉だったなら、発音が同じなのも当然ですよね。

「フラワー」じゃないなら、正しい発音はどう練習する?

「fラウア」と言われても、日本語にない音なのでピンとこないかもしれません。練習のポイントは2つです。

  • 「f」は唇を使う無声音:上の歯を下唇に軽く当てて、息だけを出します。「フ」と言うときに唇を丸めないのがコツです。
  • 「ワ」は入れない:「フラウア」の「ウ」はあくまで「au(アウ)」の流れで出てくる音。「ワ」のようにwを意識しすぎると、ネイティブには違う音に聞こえることがあります。

YoutubeやGoogle翻訳の発音ボタンで実際の音を聞きながら練習してみると、感覚がつかみやすいです。

同じ発音で意味が違う。これを「同音異義語」という

flowerとflourのように、発音は同じでスペルと意味が異なる単語を同音異義語(homophone)といいます。

日本語にもありますよね。「書く」「描く」「掻く」、全部「かく」で同じ読み方ですが意味は違います。英語でも同じ現象が起きています。

単語①単語②発音記号カタカナ読み
I(私)eye(目)/ ái /アイ
sea(海)see(見る)/ síː /スィー
right(右)write(書く)/ ráit /ライト
their(彼らの)there(そこ)/ ðéər /ゼア
hour(1時間)our(私たちの)/ áuər /アウア
meet(会う)meat(肉)/ míːt /ミート
buy(買う)by(〜のそば)/ bái /バイ

their/thereも同音異義語です。こちらの発音と使い分けは別の記事で詳しく解説しています。

their/thereの記事はこちら

flowerとflourは聞き分けられる?文脈で判断する方法

「同じ発音なら、会話でどうやって聞き分けるの?」という疑問が出てきますよね。

答えは、単語単体では聞き分けできません。文脈で判断します。

ただ、実際の会話では混乱することはほぼありません。料理中に「Can you pass the flour?」と言われれば小麦粉のことですし、「Look at those flowers!」と言われれば花のことです。日本語で「橋」と「箸」を耳で聞き分けるのと同じで、文脈があれば自然にわかります。

さらに、文法的な手がかりもあります。flourは不可算名詞なので「a flour」「flours」とは言いません。一方、flowerは可算名詞なので「a flower」「flowers」のように使われます。文の中で単数・複数が聞き取れれば、そこからも判断できます。

まとめ:flowerとflourは同じ発音、語源も同じだった

  • flowerとflourの発音記号は / fláuər / で完全に一致する
  • カタカナで書くなら「fラウア」。「フラワー」の「ワ(w音)」は入らない
  • もともとは同じ言葉で、18世紀に綴りが分かれた
  • 同音異義語(homophone)なので、文脈で意味を判断する
  • 文法的にも「不可算/可算」の違いがあり、文中では区別しやすい

Sing Alongを聞いているうちに「あれ?」と思った小さな疑問が、英語の歴史まで連れて行ってくれました。こうした発見がある限り、試行錯誤しながらでも続けていけそうです。

最後に、英会話の練習をもっと本格的にやってみたい方に向けて、オンライン英会話もご紹介しておきます。

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