Ankiを使った効果的な英語学習法:成功のポイントを紹介
こんにちは、英語をやり直したい2児の母shrekです。1週間前ぐらいから、もう何度目かわからないくらいの英会話ができるようになろうと思い立ち、朝5時に起きて英語学習を再開しました。
(英語学習をやり直すきっかけになった記事はこちら)
もともと4月くらいにAnkiというアプリを導入していたのですが、途中で触らなくなってしまったのでいまいちまだその良さが分かっていなかったのですが、英語学習を再開して「Anki」の良さがだいぶ見えてきました。
Ankiは、英単語や資格勉強などに使う、効果的に覚えるための「暗記アプリ」です。よく目にする英単語の単語帳の裏表がアプリ版になったと考えてもらえたらイメージがつきやすいかと思います。
カードは自分で作るのですが、表面と裏面で日本語の表現と英語の意味が書かれているように作り込み、忘れた頃に通知して暗記を助けてくれます。ただし、最初の設定が少し難しかったです。
しかし、1週間Ankiを使うことで、単語の意味をしっかり覚えられるようになりました。また、自分の進捗も確認できるので、モチベーションが上がりました。
今後もAnkiを続けて使ってみたいと思います。一週間でも効果を感じることができたので、これからもっとAnkiを使って英語の表現を覚えていきたいと思っています。Ankiは私の英語学習の良きパートナーとなりそうです。
Ankiとは?
Ankiは記憶するための暗記アプリです。このアプリ名「Anki」は、日本の「暗記」に由来しています。Ankiの大きな特徴はその柔軟性にあります。他の暗記用アプリでは学習内容が限定されたり、カスタマイズが難しいこともありますが、Ankiはとても柔軟にできており、英語、受験勉強、地理、歴史などなど、とにかく覚えたいことであれば、どんなテーマでもフラッシュカードを作成して暗記できます。
Ankiは日本だけでなく、世界中にAnki利用者がいます。Anki利用者は、それぞれオリジナルで作ったフラッシュカードを共有することができます。たとえば、TOEICの勉強をしたい方なら、そのTOEICの英単語の単語帳(Ankiでは「デッキ」と呼ばれています)を利用することで効率的に学習ができます。
Ankiの一番の特徴は、「忘れる」メカニズムを利用していることです。
学んだことを何度も復習すると、より長く記憶することができますよね。
Ankiは記憶したいカードを、忘却曲線に基づき、最適なタイミングで繰り返し表示してくれます。これによって情報の長期記憶が促進されます。
Ankiは、繰り返し学習を最適化し、対象のカードが増えても自動的にスケジュールを調整するので、ユーザーはスケジュールを気にする必要がありません。また、英文読み上げ機能や穴埋め問題作成機能など拡張機能も多くあるので、英語の学習や他の学問分野にも広く活用されています。
次に、Ankiで暗記できる学習内容について説明していきます。
Ankiで暗記できる学習内容とは?
Ankiは、長期的に記憶しておきたいさまざまな内容を効果的に学習するためのアプリです。具体的な学習内容は無限に広がりますが、以下にAnkiで暗記できる学習内容の例をいくつか紹介します。
新しい言語の語彙やフレーズの学習は、Ankiの得意分野です。英単語や熟語、他の言語の表現などを効率的に覚えることができます。また、医学や法律、科学などの専門的な分野の用語も効果的に暗記できます。
Ankiには英文読み上げ機能があり、発音の練習にも使えます。また、穴埋め問題の作成機能もあるため、自分で問題を作成して学習することもできます。Ankiのカスタマイズ性と柔軟性を活かして、さまざまな学習内容に対応できるのが魅力です。
地理や歴史、国語などの科目に関する知識もAnkiを使って効率よく覚えられます。また、スポーツのチーム名や選手名、歌の歌詞、楽器のコードなど、さまざまなトピックに関する情報も暗記対象として設定できます。
しかし、Ankiを利用する際には毎日の復習が重要です。
Ankiでの復習を1日も欠かしてはいけない理由
Ankiの効果的な利用には、毎日の復習が欠かせません。なぜなら、Ankiは忘却曲線という原則に基づいて設計されており、最適なタイミングで復習することが長期記憶の鍵となるからです。
毎日Ankiを利用することで、新しく学習した情報やカードが忘れ去られる前に復習する機会を確保できます。Ankiはカードごとに復習のタイミングを計算し、最適なタイミングでカードを表示してくれます。この仕組みによって、情報が長期記憶に定着する効果が期待できます。
もし毎日の復習を怠ると、復習のタイミングを逃してしまい、情報が忘れ去られる可能性が高くなります。さらに、復習すべきカードがどんどん増えていくため、復習の負担も増加します。
Ankiを効果的に活用するためには、毎日の復習を欠かさず行うことが重要です。復習のタイミングをAnkiに任せることで、最適なタイミングで復習を行い、情報を確実に長期記憶に定着させることができます。
Ankiを使いこなすためには、日々の継続が大切です。ただし、復習だけでなく、新しい情報の追加やカードの編集、カスタマイズも行うことが学習の効率を高めるポイントです。
Ankiの使い方
カードを作成する
Ankiでは、自分が暗記したい内容をカードにして登録します。基本的なカードの種類には「表面/裏面カード」や「穴埋めカード」など設定ができます。カードにはテキストだけでなく、画像や音声も追加できます。
カードの編集とカスタマイズをする
カードを作成したら、必要に応じて編集やカスタマイズを行いましょう。例えば、カードのフォーマットや表示される情報を調整したり、テンプレートを変更したりすることができます。
実際にカードを使って学習と復習をする
作成したカードを使って学習と復習を行います。Ankiのスケジュールに従ってカードが表示されるので、毎日の学習を続けて取り組みます。カードの答えが見ると、下記4つの選択肢が表示されるので、自分の感覚にしたがって選択します。
- やり直し
- 難しい
- 正解
- 簡単
上記の画像の例でいうと、「enhance」の音声が自動で流れるため、ぱっと意味が分からなかった場合は私は「やり直し:10分」を押します。そうすると、10分後にもう一度カードが登場します。
これをその日に記憶したと思うまで繰り返し、身についたと思ったら「簡単:2日」を押します。そうすると、次にこのカードがデッキに登場するのは2日後になります。
こうして忘却曲線に従って忘れた頃にカードを答えることを繰り返し続けます。
復習のタイミングが適切に設定されているため、長期的な記憶定着が期待できます。
外部リソースを活用する
Ankiは他のユーザーが作成したカードやデッキも利用できます。AnkiWebや共有のプラットフォームから、自分の学習内容に合ったカードを探して取り入れることができます。これにより、効率的な学習が可能です。
バックアップや同期をする
Ankiのデータは定期的にバックアップし、複数のデバイスで同期することをおすすめします。これにより、データの紛失を防ぎつつ、どのデバイスからでも学習を続けられます。
Ankiは、その柔軟なカスタマイズ性と効果的な復習システムによって、効率的な学習をサポートしてくれる優れたアプリだと思います。日々の継続と工夫次第で、Ankiを活用して効果的な暗記・学習を実現しましょう!
実際に使って思った、Ankiを活用した学習のポイント
Ankiを活用して効果的な学習を実現するためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。以下にAnkiを活用した学習のポイントを紹介します。
テーマの絞り込み
Ankiを使う際、まずは学習したいテーマを絞り込みましょう。広範な分野からカードを作成すると、復習の量が増えてしまうことがあります。効率的な学習を目指すために、特定の分野や科目に焦点を当ててカードを作成しましょう。例えば英語であれば、
- TOEIC・英検の単語
- 英会話フレーズ
- ビジネス英会話
日々のテストや受験勉強であれば、
- 歴史上の人物
- 漢字
- 世界史
- 医学用語
- 民法
- 各種試験の問題
などです。
参考までに、今のところ私のデッキは、英語の本単位だったり、アプリ単位、Youtubeなどでふと目にした英単語を入れる3つを作っています。これ以上増やすと混乱して回しきれなさそうなので、とりあえずこの3つで回しています。
画面もすごくシンプルで使いやすいです。
カードの質を重視
カードの量よりも質を重視しましょう。情報が過度に詰まっているカードは、効果的な学習を妨げることにもなるし、カードの要点を簡潔にまとめ、必要な情報だけを記載するように心掛けましょう。私はYoutubeや本などで分からなかった英単語とその意味だけすぐにスマホから登録し、英語音声をパソコンから登録するようにしています。他、英語を学んでいくうちで疑問におもったことは都度カードを更新するような形にしています。(こだわるとカード作成に時間がかかって進みが遅くなるため)
繰り返しの徹底
Ankiの魅力的な機能であるスケジュールに基づいた繰り返し学習を徹底的に行いましょう。最初は短いスパンでカードが表示されますが、答えで「簡単」を選択しても3日後、3日後に答えたら7日後、10日後・・・というように徐々に間隔が広がります。この復習のタイミングを守ることで、長期的な記憶定着が可能です。
自分のペースを守る
学習のペースは人それぞれ異なります。無理なく続けるためにも、自分のペースを守ることが重要です。毎日の学習時間や復習の回数を決め、無理なく続けるよう心掛けましょう。私は朝の静かな時間や、子どものバス送迎の待ち時間などを使って学習するようにしています。
カードの分類と整理
カードが増えると管理が難しくなることがあります。テーマや科目ごとにカードを分類し、整理することで効率的な学習ができます。また、Ankiのデッキ機能を活用して、カードをグループ化して管理することもおすすめです。
外部リソースとの組み合わせ
Ankiは外部リソースと組み合わせて使うことで、効果的な学習が可能です。教科書や参考書の内容を元にカードを作成することで、復習と連携した学習が行えます。また、ネット上で共有されているカードは既に先人たちがつくった偉大なリソースなので、利用してみてもいいかと思います。共有デッキにはそれぞれレビューも記載しているので、ぜひ参考にして自分の気に入ったデッキをダウンロードしてみてくださいね。私のおすすめは「スーパー イングリッシュ(日本人の英語学習者向けのデッキ)」です。音声はありませんが、イメージリンクが貼ってあるのがいいなと思いました。
Ankiへ英語音声の入れ方
私はリスニング&スピーキングのために、AWESOME TTSを利用して、音声を自分で追加しています。
私はこちらの動画が大変わかりやすく、設定の参考にさせていただきました!
複数のデバイスでの利用
Ankiは複数のデバイスで利用することができます。スマートフォンやタブレット、パソコンなど、自分が使いやすいデバイスで学習を行いましょう。デバイス間で同期させることで、どの場所でも学習を続けることができます。Ankiは基本無料アプリですが、iOS版だけ有料になります。私の購入当時は4,000円ぐらいで購入しました。ぶっちゃけアプリに4,000円も出したくない!と思われる方が多いかと思いますが、いろんなデバイスで利用できたり、今後、子供が中学に上がったときなどのテスト勉強や受験勉強でも利用できると思い、初期投資と思って購入しました。
実際共有デッキも無料で使えるので、TOEIC英単語やフレーズ集、DuoにTARGET、英文法や瞬間英作文、似ている音声の違い、など、1,500円前後する本レベルのものが無料で共有されていると思えば結構お安いかと思うのですが、いかがでしょう?
Ankiのメリットとデメリット
Ankiは効果的な学習補助ツールであり、多くのメリットを提供しますが、同時にいくつかのデメリットも考慮する必要があります。以下でAnkiの主なメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット:
- 効率的な復習システム: Ankiは復習タイミングを最適化します。これにより、忘れそうな情報を効果的に強化し、効率的な学習が可能です。
- カスタマイズ性: Ankiはカスタマイズ性が高く、自分の学習スタイルやニーズに合わせてカードを作成し、復習の頻度や形式を調整できます。これにより、個別の学習目標に適した学習が可能です。
- 広範な学習内容: Ankiは英単語だけでなく、医学用語、法律知識、地理、歴史、音楽など幅広い学習内容に適用できます。あらゆる分野で知識を蓄積できる汎用性があります。カードを作って設定してしまえば未就園児でも使えると思います。
- 自己評価と進捗管理: Ankiは正解・不正解を記録し、自己評価と進捗管理に役立ちます。どのカードが難しいか、どの分野が弱点かを把握し、重点的に学習できます。
デメリット:
- 継続性の必要性: Ankiを効果的に活用するには、毎日の継続が求められます。忘却曲線に従った復習を怠ると、効果が低下する可能性があります。
- カード作成の手間: カスタマイズ性が高い反面、カードを作成するために一定の時間と労力が必要です。特に自分で作りはじめたばかりの初期段階では、カードの作成に慣れるまで時間がかかることがあります。
- 過剰な情報: 適切なカード数を管理しないと、過剰な情報がストレスとなることがあります。適切にカードを整理し、必要な情報に集中することが大切です。
- 自己管理の難しさ: Ankiは自己管理が必要です。計画的な学習スケジュールの設定やカードの作成・整理、復習の管理などが自己責任で行われる必要があります。
要するに、Ankiは自分の学習スタイルや目標に合った効果的なツールですが、継続的な取り組みと適切なカード管理が求められます。利用者自身の積極的な取り組みが、Ankiの成果を最大限に引き出す鍵となります。
まとめ
Ankiは、その柔軟性と効果的な復習システムにより、効率的な学習を実現するための強力なツールです。長期記憶を定着させ、知識やスキルの習得をサポートする一方で、学習における自信やモチベーションを向上させる効果もあります。
この記事では、Ankiの基本的な使い方から、効果的な学習のポイントを紹介しました。Ankiを使った学習には、継続的な取り組みと自己管理が求められますが、その努力が実を結び、成果を実感する喜びを得ることができると思います!
Ankiを活用して効率的な学習を行い、目標を達成するための一助として活用してみてください。自分自身の学習スタイルに合わせてカードを作成し、定期的な復習を行うことで、持続可能な学習環境を築き上げることができると思います。
それでは、Ankiを活用して、効率的な学習を楽しんでください!
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